Customer reviews

2023.01.31

Serenity SRP-1 カートリッジスペーサーモニターレポート 「広がりと高さ・奥行きも増しました」

Analog誌 モニター様

【試したシステム詳細】
・カートリッジ:Serenity SRP-1
・シェル:LH-2000
・アナログプレイヤー:エクスクルーシヴP3
・アーム:
・MCトランス:
・フォノイコライザー:
・プリアンプ:
・チャンネルデバイダー:
・パワーアンプ(High):
・パワーアンプ(Low):
・スピーカー:

【試聴ディスク】
クラシック音楽

 

【どのような効果がありましたか?】
主にクラシック音楽をオルトフォンの新旧カートリッジで楽しんでおります。私の再生環境では、新しいカートリッジよりも初期型のMC-20MkⅡとの相性がよかったので、そこを詳しくレポートします(ヘッドシェルは同社LH-2000、プレーヤーはエクスクルーシヴP3)。
初期のMC-20や30は最新型にない味わいを持つ反面、出力電圧が低いためか、音のヌケや広がりについては最新型に譲る部分があります。SRP-1を装着すると高音が伸びます。S/Nが上がった分、倍音の通りがよくなったように聴こえます。クーベリック指揮「ハフナー交響曲」(CBS-SONY)の冒頭のユニゾンの倍音が「キーン」から「ヒューン」に変わったといえば伝わりますでしょうか。空間情報も増えて広がりと高さ・奥行きも増しました。
音楽が少し進むとヴァイオリンやヴィオラが主旋律のウラで音を刻む箇所があります。その刻みのもこもこ感が取れてくっきり聴こえるようになります。中・低音のふくらみがとれて、立ち上がり・立ち下りがはっきりして、伴奏の抑揚がよく聴き取れるようになります。
Serenity SRP-1 6,000円でアナログ遊びの幅が広がります。古いカートリッジや廉価なカートリッジの方が合わせやすいようです。数日前、MC-30をP3のストレートアームに装着、そこへSRP-1を合わせてみました。MC-30の持ち味は変わらずヌケと空間情報が増しました。今のところこれがベストかも‥‥。しばらくはこれで楽しむつもりです。

モニターさせていただきありがとうございました。そうとう遊ばせてもらいました。レポートを書くのが遅くなって申し訳ありません。
評論家の先生が書いたことを引き写すようなレポートはしたくないので、遅くなった分じっくり検証して書いたつもりです。昨年度末、退職記念にフォノイコをアキュフェーズの
C-47に買い換えバランス接続にしました。すると現有カートリッジの聞こえが、以前とは違ってしまったものがあり、困惑していたところへモニターが当たったので、ほんとうにありがたかったです。どれほど需要があるかわかりませんが、SPUをネイキッドで使うためのスペーサーも販売していただけたら即購入したいです。ヴィヴラボラトリーのシェル「ネルソンホールド」に合うスペーサーはどうだろう?などとも考えました。

また、以前アイコールさんが出していた吸着式のレコードマットを愛用しているので、これに貴社のマグネシウムスタビライザーを合わせたらどうなるのかにも興味がわいています。フォノイコの変更で以前よりいろんな違いがわかるようになったタイミングでしたので、楽しく試聴と調整をさせてもらっています。今後の製品開発を楽しみにしております。ありがとうございました。

 

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