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2024.04.26

マグネシウムの取り扱い(発火)について

マグネシウムは一般的に「酸化」しやすい、すなわち「燃えやすい」材料として有名です。
ただ、そのイメージが先行して大変危険な材料と思われています。

結論から申し上げて、塊であるマグネシウムはバーナーで焙っても燃えることはありません。

マグネシウムは実用金属の中で、最も振動を吸収する材料として知られていると共に、軽くて強度のある材料の為、様々なところで使われています。

カメラのボディ・三脚の雲台・自動車のホイール・バイクや自動車部品等々

マグネシウムの燃えやすい条件

1、粉体である
2、かつお節の様に薄くなっている。

等の状態では酸化(燃えやすい)しやすくなります。
良く工場などで火事になるのは、マグネシウムの加工中の切りくずの掃除を怠り、マグネシウムの粉塵を貯めこんだことが原因です。

弊社の製品のように、塊であれば発火することは、ありません。

マグネシウムの取り扱いについて

1.マグネシウムの特性上、表面処理が塗装仕上げ(メッキが不可)となっていますが、他の材種より、衝撃などによる塗装剥がれが起きやすいです。 万が一塗装が剥がれたら、マジックやタッチペン等で補修してください。

2.屋外への放置はおやめください。 湿度80%以上の環境では酸化しやすくなります。
  ただ、塊としてある場合は、発火することなく黒く変色していきます。

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