Column
2024.05.15
パイオニアPL-50L 44年連れ添った相棒を改造
長年連れ添った相棒
パイオニアPL50-Lを若いころに新品購入してから、使い続けています。
本当は70が欲しかったのだけれど、安月給のアパート暮らしの身には50が精一杯でした。
オートリフトアップが優秀で、安心して寝落ちができます、他機種への乗り換えができません。
オイルダンプは初期のころからOFFで使っています。
オーディオ全盛期のプレイヤー
そんなPL-50Lですが、とても良いプレイヤーだと思います。
中でも、セレニティブランドの開発過程で気が付いたのですが、PL-50Lのインシュレーターがとても優秀だと思います。
昨今の「見た目はそこそこに、頑張って安く作りました」的なプレイヤーが多い中で、オーディオ全盛期の商品のコストのかけ方が
よくわかる部分です。
異変に気付く
そんなPL-50Lですが、セレニティ開発段階でテクニクスSL1500Cと比べて、ノイジーな再生音であることに気が付きました。
SL1500CはRCAコードをグレードアップしていたのですがPL-50Lはノーマル状態でした。
試しにPL-50Lのケーブルにアルミホイールを巻き付けたら、ノイズがみごとに収まりました。
標準のケーブルは、どう見てもシールドなんて、されてないようです。
RCAケーブルの交換を決断と、もう一つの疑問
昔から都市伝説のごとく言われていた「DDプレイヤーの音は良くない」という話。
少し気になっていたので、しばらく悩んだあげく、そういえば
「テクニクスSL1000は電源部を別にしているよなぁ?」
と、考えが至り、PL-50Lの電源部を独立させるのは無理でも、せめてアースだけでもカートリッジのアースとモータ系電気期回路のアースを
別にしてやろうということで、モーター回路専用のアース端子を増設しました。
その結果は、
大成功です。
とてもとても静かなプレイヤーになりました。
古いプレイヤーを、お使いの方には、お勧めしたいのですが、改造は自己責任でお願いします。